2012年01月16日

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日本映画『SWING GIRLS』

 『SWING GIRLS』が放映された当時、私はまだ小学6年生だった。でも、私はずっと吹奏楽部に憧れていて、中学校に入学したら入部しようと決めていた。その時に、この『SWING GIRLS』が放映されたことがきっかけで、更に吹奏楽に興味を持った。
 この映画は、東北地方の田舎町の話である。食あたりで倒れた吹奏楽部の代わりに、友子達13人と、リコーダーとギター、ベースしか出来ないという3人の計16人の女子高生が急遽集められた。そして、難を逃れた吹奏楽部1年の拓雄が、野球部の応援のためにビックバンドを結成することになる。しかし、演奏する楽しさを知った矢先に、吹奏楽部が復活する。17人の夏休みは不完全燃焼のまま終わっていくことになる。だが、スウィングの楽しさを忘れられない。途中、脱落者は出たが、大奮闘の末に楽器をゲットした彼ら、隠れジャズマニアだった数学の小澤先生の指導の下、演奏も徐々に様になっていく。一度は、去って行った人たちも戻って、ビックバンド“Swing Girls and a Boy”を結成する。“東北学生音楽祭”にも出場し、満員の会場で見事な演奏を披露するという物語である。
 私は、中学生の時に映画の中で演奏している“Sing Sing Sing”や“IN THE MOOD”を実際に演奏したことがある。この曲は、誰でも一度は聞いたことがあると思う。始めは、JAZZの独特なメロディに抵抗があったが、練習していくにつれ、“Swing Girls and a Boy”のようにJAZZを演奏することが楽しくなり、部活中は部員みんなでよく演奏をしていた。特に“Sing Sing Sing”は、運指も難しく大嫌いな曲だった。だけど、苦手なところをひとつひとつクリアしていくことで、それが自身にもなり、大好きな曲の一つになった。
 今回、『SWING GIRLS』を見ていてもう一度楽器を吹きたくなった。JAZZは、最初は抵抗あるが、慣れてくるととてもリズムに乗りやすい音楽だ。だから、JAZZの独特な雰囲気が苦手な人でも、この映画を通してJAZZが好きになれるのではないかと思う。



Posted by 芸短ネット演習 at 16:28│Comments(0)
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